私は長年、病院や老人福祉施設でお年寄りの皆様と向き合ってきました。そして2006年、その経験を生かし、「グループホーム 媛の華」を立ち上げました。私たちが第一に考えているのは、入居者の皆様に幸せに過ごしていただくこと。皆様が何を望んでいるのか、どうしたら気持ちよく過ごしていただけるか。職員一同、入居者様をしっかりと見つめ、考えながら行動しています。
認知症ケアにおいて重要なのは、症状の進行を遅らせるための介護。自分で動けるように、歩けるように。健康を維持するための前向きなサポートを心がけています。朝はみんなで集まってラジオ体操。それから一緒にお部屋を掃除したり、食事の準備をしたり…。お一人おひとりの生活リズムや状態を見極めながら、出来る範囲でお手伝いをしていただいています。お互いに協力しあい、役割を持って生活することが大切なのです。
また、医療機関との協力体制も整えており、お医者様がいつでも駆けつけてくださるので、安心して過ごしていただけます。ご希望に応じて看取り介護も行っています。
私たちにとって、入居者の皆様は生活をともにするパートナーでもあります。一緒にご飯を食べて、お散歩をして、おしゃべりをして。何気ない日々を通して人としての繋がり、絆を紡いでいけたなら、そんな幸せなことはありません。
これからも「入居者の皆様のことが好き」という気持ちを原動力に「入ってよかった」と感じていただけるグループホームを目指していきたいと思います。
グループホーム媛の華 管理者 大原チスカ